言うまでもなく、お米は重いです。
電話一本で配達してもらえるならまだしも、お米をスーパーで買おうと思ったら運ぶのが大変です。
特に、「最近、足腰の具合がちょっと・・・」というシニアにとっては、重労働です。
そんな時、便りになるのがお米の通販です。
スマートフォンやパソコンから食べてみたいお米を選んで、注文ボタンを押しさえすれば、お米が玄関先まで届きます。
しかも、色んな品種や色んな銘柄の全国のお米から選び放題。
玄米のまま送ってもらっても良いし、配送前に精米してもらうこともできます。
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代表的なお米の品種紹介
日本全国には、北から南まで、おいしいお米がたくさんあります。
その中から、代表的な品種をご紹介しますので、お米を通販で購入する際の参考にしてみてください。
【コシヒカリ】
おいしいお米と言えば、多くの人が「コシヒカリ」と即答するほど、日本では一番有名なお米の品種です。
コシヒカリは、東北地方を中心に日本全国で栽培されており、近所のお米屋さんにも、スーパーにも必ずと言っていいほど置いてあります。
しかし、本当においしいコシヒカリを食べてみたいと思ったら、やっぱりネットによるお取り寄せです。
コシヒカリは、ツヤ、香り、粘り、弾力全てに優れていて、かんだ時のほんのりとした甘みが特徴ですが、モチモチ感が冷めても持続しているため、お弁当やおにぎりにしてもおいしいという評判のお米です。
そんな大人気のコシヒカリですが、産地や栽培方法により微妙に味が異なります。
また、高級ブランド米として有名な新潟県の「魚沼産コシヒカリ」は高価ですが、いつかはお取り寄せして食べてみたいお米ですね。
【はえぬき】
「はえぬき」は、ササニシキの後継品種として、1990年に山形県であきたこまちを改良して生まれた品種です。
日本穀物検定協会が認定する食味ランキングで、山形内陸産はえぬきは14年連続、山形庄内産はえぬきは12年連続で「特A」に認定されているなど、味は高級ブランド米の「魚沼産コシヒカリ」にひけをとらないと言われます。
弾力と歯ごたえがあり、冷めてもおいしいため、お弁当やおにぎりに適しています。
おいしいと評判のセブンイレブンのおにぎりの多くは、山形産はえぬきが使われているそうです。
【ササニシキ】
宮城県と山形県を中心に栽培されている「ササニシキ」は、コシヒカリと並んでおいしいお米の代名詞とも言われる品種です。
1963年にハツニシキとササシグレの掛け合わせにより誕生し、味の良さから大人気となりましたが、いもち病や冷害に弱いという欠点があり、1993年の大冷害後から生産量は減少ぎみです。
しかし、粘り気が少なめでさっぱりとしたクセのない食感と、独特の風味と香りがあり、お寿司などの酢飯に最適なお米と言われ、現在も寿司店などで多く使われています。
また、ササニシキは、玄米菜食にも向いているお米と言われています。
【ひとめぼれ】
コシヒカリと初星の交配から生まれた「ひとめぼれ」は、生まれ故郷の宮城県で最も生産量の多いお米となっています。
1993年の大冷害で打撃をうけたササニシキからの転換品種として作付け面積を伸ばして来ましたが、冷害に強いことや、味が良くコシヒカリよりも栽培が容易なことから、現在は全国で広く作付けが行われるようになって来ました。
ひとめぼれは、ふっくらとした炊き上がりと、粘りが強く冷めてもおいしいという特徴があり、全国にファンがいます。
【あきたこまち】
覚えやすいネーミングの「あきたこまち」は、秋田県が開発した東北で最初の「コシヒカリ」系統の食味を持つ品種として有名なブランド米です。
美人の誉れ高い平安時代の歌人、小野小町にちなんで命名された「あきたこまち」は、秋田県を中心に栽培されていましたが、現在は東北、関東、中国・四国地方、九州地方に至るまで全国的に広く栽培されています。
そのため、近所のスーパーや米穀店でも、比較的手に入りやすいお米となっています。
あきたこまちは、炊飯後の透明感と光沢、香りが優れているほか、粘りが強くモチモチとした食感がおいしいと評判のお米です。
【ヒノヒカリ】
コシヒカリと黄金晴の交配によって宮崎県で生まれた「ヒノヒカリ」は、九州地方を中心に中国・四国地方、近畿地方など、西日本で広く栽培されているお米です。
ヒノヒカリは、粒の大きさは小さめですが、粒の厚みがあり、味・つや・香りが良く、コシヒカリ並みの粘りがあります。
また、年間を通して安定した品質を保ちやすく、九州地方では常用米として人気があります。
現在、ヒノヒカリは、コシヒカリ・ひとめぼれに次いで全国第3位の作付品種となっています。
【きらら397】
米袋に印刷された「星の王子様」に似たキャラクターが印象的な「きらら397」は、平成元年にデビューした北海道生まれのお米です。
現在は、北海道のブランド米と言えば「きらら397」と言えるほど有名になり、おいしいお米として、全国的に流通しています。
きらら397は、粒が大きめで、コシヒカリに比べると粘り気は少なめですが、汁気の多い食材と組み合わせてもふやけないという特徴があり、丼物に最適と言われ、牛丼チェーン店でも使われています。
【ほしのゆめ】
きらら397に次いで有名な北海道のブランド米「ほしのゆめ」は、平成9年にデビューした比較的新しい品種です。
きらら397をさらに上回る美味しさを目指して開発されただけあって、現在はきらら397と人気を二分しています。
炊き上がりは軟らかでふっくらとしており、一粒一粒に弾力があって、冷めてもおいしいという評判のお米です。
北海道のブランド米でありながら価格はリーズナブルで、ネット通販では10㎏3500円前後で購入できます。
【津軽ロマン】
あおもり米のエースと呼ばれる「津軽ロマン」は、「コヒシカリ」の孫にあたり、「あきたこまち」の子に当たる品種として、全国的にその名が知られるようになりました。
津軽ロマンは、もち米に似たもっちり感があり、風味も良く崩れにくいので、おにぎりに最適と言われます。
また、津軽ロマンは、有機・減農薬栽培用品種の「まっしぐら」とともに、青森県の奨励品種に指定されており、青森県内の家庭では、常用米として良く食べられています。
【ミルキークイーン】
「ミルキークイーン」は、農水省の「スーパーライス計画」から生まれた、コシヒカリの突然変異による低アミロース米です。
アミロースとは、お米に含まれるでんぶんのひとつですが、アミロースが多いとパサパサのお米になり、アミロースが少ないともち米のように粘りが強く、もちもち感があります。
コシヒカリを超える新しいお米と言われるミルキークィーンは、玄米が半透明で乳白色に見えることからこの名がつけられたそうですが、炊き上がりは真っ白で粘りが強く、冷めても硬くなりにくいという特徴があります。
現在、ミルキークィーンは、秋田、山形、茨木、福島、宮城、新潟など、南東北地方以南の地域で多く栽培されています。しかし、おいしいお米でありながら、まだ認知度は低く生産量も多くないため、価格は高めです。
【日本晴】
愛知県で開発された「日本晴(にっぽんばれ)」は、1970年(昭和45年)から1978年(昭和53年)までのあいだ、関東から九州まで広く栽培され、日本全国の作付面積の第1位を占めていました。
その後、コシヒカリやひとめぼれなどの新しい品種に押され、作付けが徐々に減少してしまい。現在は、滋賀県、鳥取県、和歌山県などの一部で生産されています。
日本晴は、粘りが弱い反面、適度な硬さがあり、寿司米のほか、お茶漬けやチャーハンに向いています。
また、食味のランクをつける日本穀物検定協会では滋賀県野洲市の日本晴を基準米として採用しています。
【森のくまさん】
可愛らしい名前の「森のくまさん」は、平成元年から8年の歳月をかけて熊本県で開発されたお米です。
「森の都、熊本で生産されたお米」という意味で「森のくまさん」と名付けられたそうです。
森のくまさんは、コシヒカリを父に、ヒノヒカリを母に品種改良されたお米なので、炊き上がりのツヤと香りが良く、粘りがあり、おにぎりやお弁当にするととてもおいしいと評判です。
【夢ごこち】
空極のお米と言われる「夢ごこち」は、植物工学研究所がコシヒカリをプロトブラスト培養という技術を用いて、突然変異を起こさせて生まれたお米です。
低アミロース、低タンパク質が特徴の夢ごこちは、厳しい自然環境の中でも、安定した品質を保つことができると言われます。
味のほうは、コシヒカリを上回る粘りとほのかな甘みがあり、おかずなしでごはんだけで食べてもおいしいと評判のお米です。
また、寿司米や炊き込みご飯にも最適で、冷凍や再加熱しても味が落ちません。
【まっしぐら】
青森県の奨励品種として、平成18年に市場デビューした「まっしぐら」は、コシヒカリ系統の「山形40号」と「奥羽341号」の交配から生まれました。
いもち病や冷害にも強く、有機栽培・減農薬栽培に向いているお米と言われます。
まっしぐらは、コシヒカリの長所を受け継いでいるため、炊き上がりのテリと香りがすばらしく、粘りと弾力があって歯ごたえも良いことから、、外食産業や飲食店でも多く使われています。
【キヌヒカリ】
奇跡の稲と呼ばれる「キヌヒカリ」は、1988年に命名登録され、現在は主に関東地方や近畿地方で広く栽培されているお米です。
炊き上がりの米の色が白く、絹のような美しい光沢があるため、「キヌヒカリ」と名付けられました。
キヌヒカリは、コシヒカリに比べると粘りは少なめで、あっさりとした口当たりですが、ガス炊飯器や土鍋などで炊き上げると、不思議とコシヒカリ以上の粘りが出ます。
また、キヌヒカリは、長期保存したものでも、味が変わららないという特徴があります。
【ゆめぴりか】
北海道のブランド米として、脚光を浴び始めた「ゆめぴりか」は、2009年にデビューしたばかりの最新品種です。
「ぴりか」とは、アイヌ語で「美しい」という意味ですが、炊き上がりのふっくら感や香りはコシヒカリにも劣らないと言われます。
低アミロース米のため、適度な粘りと甘みがあり、冷めてからもおいしさが持続します。
「ゆめぴりか」はまだ流通量が少ないため、北海道以外の都府県では入手しにくい状況ですが、ネット通販で購入することは可能です。
【さわのはな】
幻のお米と言われている「さわのはな」は、ササニシキと同じ頃、山形県尾花沢に誕生したお米です。
食味の良さから一時は山形県内でも、作付け面積の約2割を占めるまでになりましたが、現在はあまり市場に出回らなくなってしまい、農家の自家用米や、酒米として作付けされるのみになっています。
さわのはなは、胚芽の部分が大きく、栄養面では非常にすぐれていますが、黄ばんで見えるため見栄えが良くなく、また精米してしまうと1.2割~1.5割も収量が少なくなってしまいます。
そのような理由から生産量も減少し、「幻のお米」と言われるようになりましたが、炊き上がりの甘い香りと風味、粘りと弾力、年間を通して食味の変化がないという特徴があり、隠れたファンもいるため、一部の農家で生産され続けています。
また、「さわのはな」はいもち病に強く、肥料も少なくてすむため、減農薬栽培や有機栽培にも最適な品種とされています。
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