介護状態になった場合や、介護が必要になったおじいちゃん、おばあちゃんの衣類をネット通販で買ってあげたいと思った場合、選び方にはちょっとした注意点があります。
介護用衣類を選ぶ時のポイントをあげましたので、参考にしてみてください。
着脱しやすいデザイン
介護状態になると、身体が思うように動かせなかったり、無理に動かすと痛みが出たりすることがあります。
そのため、下着類やパジャマ、その他の衣類などを購入する場合は、まずは着脱しやすいデザインであるかどうかをチェックしましょう。
上衣は、頭からかぶるタイプのものよりは、前開きでテープやホックなどで簡単に止められるものを、ボタン止めの場合でも、大き目のボタンで簡単に止められるものがおすすめです。
ゆとりがあって動きやすい
下着類やその他の衣類のサイズは、少し大きめでゆったりと着用できるものを選びましょう。
立ったり、座ったり、歩いたり、疲れた時は横になったりといった動作がスムーズにできるよう、動きやすいデザインかどうかもチェックしましょう。
上衣の袖口やズボンのウエスト部、足首周りなどは伸縮できる素材で作られていたり、またはゴムで調節できるようになっているものがおすすめです。
肌に優しい素材
衣類の素材もチェックしてみてください。
特に下着類は、肌にやさしく刺激の少ないオーガニック素材(天然素材)のものがおすすめですが、通常の綿素材や麻素材なども品質の良いものがたくさん販売されています。
ベビー服にもよく使われるダブルガーゼ素材は、大人向けのパジャマやワンピースなどにも使われますが、ふんわりと柔らかく軽いので高齢者にもおすすめです。
保温性と通気性
介護用衣類は、保温性と通気性のあるものを選びましょう。
高齢になると、基礎代謝量や皮下脂肪の減少により、冬はもとより夏でも寒いと感じる傾向があります。
体温調節がうまくいかないこともあるので、快適に過ごすためには季節に合わせて衣類やエアコンの温度設定で調節する必要があります。
また、汗をかいたままにしておくと、あせもができたり、皮膚がかぶれることもあるので、通気性の良い衣類を選ぶようにしましょう。
本人が好きな色とデザイン
介護が必要になったおじいちゃん、おばあちゃんに服を買ってあげる場合、「着脱しやすいこと」などの機能面ばかりを重視して選ぶと、本人の好みとまったく違うものになってしまうことがよくあります。
好みに合わないものを無理に着ていても楽しくないばかりか、色々なことに意欲を失ってしまう可能性もあります。
着用していて笑顔になれるよう、可能な限り本人が好きな色とデザインの衣類を選んであげましょう。
介護用衣類(肌着、パジャマ、部屋着など)は、楽天市場やアマゾン、ヤフーショッピングでも取り扱っていますので、チェックしてみてください。