ネットショッピングはこわい!と感じるのは、それなりの理由があるからです。
注文した商品はちゃんと届くのか、詐欺に引っかかったりしてお金だけ支払うことになったらどうしよう、個人情報は漏れないのだろうかなどです。
ネットショッピングを楽しむには、まずはこのような心配や不安を解消する必要があります。
注文した商品はちゃんと届くのだろうか
ネット通販って「怖い!」「何だか不安」と感じる大きな要因のひとつが、「注文した商品がちゃんと届くかどうか」ということです。
デパートやスーパーでの買い物なら現物を見ることができて、商品によっては手で触れることもできます。
ところが、ネット通販の場合は商品の写真と説明文があるだけです。そのため、商品がちゃんと届いたとしても、現物を見ると「イメージと違う」という事が時々起こります。
このような不安を解消するには、注文ボタンを押す前に商品に関する情報をできるだけ詳細に入手することです。
また、「どのような商品か」「信用できるお店かどうか」を知るために、すでに購入した人のレビューを読んでみるのも、不安解消に役立ちます。
詐欺に引っかかったらどうしよう
色々な詐欺事件が頻発している現代社会では、ネットによる取引も例外ではありません。
商品を注文して代金を支払ったにもかかわらず、いつまでも品物が送られて来ないなどは、典型的な振り込め詐欺の一種と言えます。
特に、銀行振り込みで商品代金を前払いした場合、このような詐欺に巻き込まれやすくなります。
その他、写真とは似ても似つかない商品や不良品が送られて来たり、後から高額な代金を請求されたりといったケースもあります。
このような詐欺に引っかからないようにするためには、予防措置をとることが何よりも大切です。
また、不運にも詐欺に引っかかってしまった場合は、警察に被害届を出すとともに、銀行に連絡してください。それにより、振り込んだお金が戻ってくる可能性が高くなります。
個人情報が漏れないだろうか
ネットで買い物をして商品を送ってもらうためには、メールアドレスのほかに住所・氏名・電話番号などの個人情報をどうしてもショップ側に伝えなければなりません。
そこで心配になるのが、個人情報の漏洩です。
アマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングなど、大手のショッピングサイトでは、顧客の個人情報は厳重に管理されており、悪用も禁止されているため、さほど神経質にならなくても大丈夫と言えます。
ただし、注文するほうのスマートフォンやパソコン、タブレットなどのセキュリティー対策がしっかりしていないと、ウィルスに感染したり、個人情報が漏れる危険性があります。
また、有名ショッピングサイトとそっくり同じデザインの偽サイト(なりすましサイト)と気付かずに、個人情報を入力してしまった場合、アカウントを乗っ取られてしまう危険があります。
個人情報の漏洩を防ぐには、スマートフォンやパソコン、タブレットなどのセキュリティー対策をしっかりしておく必要があります。
入力フォームに名前や住所、電話番号などを入力する時は、URLをよくチェックして怪しいサイトでないかどうか、十分に確認してから行うようにしましょう。特にクレジットカード情報を入力する時は、細心の注意を払うようにしましょう。
また、ネットカフェや公共Wi-Fi経由での個人情報入力は、セキュリティリスクを伴うため、避けたほうが無難です。
ネット通販に関する相談窓口を覚えておこう
ネット通販に関するトラブルに巻き込まれ、どうしたらよいかわからなくなってしまった場合は、消費者センターの相談窓口を利用してみましょう。
消費者センターは、地方公共団体が設置している行政機関です。
消費者ホットライン:局番なしの「188」に電話することにより、自宅最寄りの消費者センターに電話をつないでもらえます。
また、消費者庁のウェブサイトには、さまざまな「インターネット通販トラブル」の事例や、ネットショッピングをする際の注意点などが載っています。